オルトテックの刃金土(コア土)・さや土(ランダム土)
刃金土(コア土)とは
ため池などの堤体盛土として用いる止水を目的とした土です。
堤体改修工法(前刃金工法)は、ため池工事の約9割が止水が確実なため、この工法を採用しています。
また、防災用で止水するために土のう袋に詰め使用されたりもします。
刃金土は通常、特定の山から採取した天然の土を指しますが、近年では粘性土の確保が困難になってきています。
また、入手できた時でも「遮水性や応力等の品質」「必要数量の確保」が困難な場合が多いのが現状です。
オルトテックの刃金土(コア土)の特徴
・ため池の理想条件(透水試験・密度試験・粘着力・内部摩擦角)に適合する配合設計を行います。
・粘性土を原料としているため、低コストで環境に配慮した製品です。
・施工期間の短縮が図れます。
・均一で安定した製品をご提供できます。
安定した施工性を確保
徹底した品質管理を行い、現場の数値に合わせて配合設計をし製造しますので、品質及び数値にブレがありません。
出荷時には最適含水比で出荷するため、搬入直後に転圧していただけます。
優れた遮水性
・平均透水係数 1×10⁻⁸cm/sを確保しております。
・透水試験でも1㎜も水を通しません。下記はプレートコンパクターで1回均しただけで水を通していません。
環境に配慮した刃金土
天然の材料をブレンドしているため環境に害を及ぼしません。
製造した刃金土は
- 環境試験・・・外部委託による「土壌環境試験28項目試験」
- Ph(アルカリ性)試験・・・Ph測定器によって計測しております。
- 水質試験・・・外部委託及びPh試験紙よる計測
を行います。
※基本的に、材料土質試験以外必要な項目ではありませんが、弊社では環境面を考慮し、上記試験を行い安心・安全の確保に努めます。
ご入用・ご質問がある方はお気軽にお問合せ下さい。
防災工事等に使用されています
オルトテックの刃金土はため池工事だけではなく、止水が必要とされる防災工事・災害復旧等にもご使用いただいております。
災害復旧の現場
災害復旧の現場
河川の止水
農業用水路の補修
これらのような止水が必要な多種多様な場面でお使いいただいております。
刃金土、止水性テスト
ため池工事において、刃金土に求められる重要な数値として透水性が低く水を通さないことが求められます。
防災土のうにしても、水を完全に遮断することが最も重要な要素となります。
試験結果の数値だけでは刃金土の止水性を正確に理解すのは難しいため、動画による止水テストを実施しました。
止水性のテストでは、刃金土と通常の土(残土)の2つの材料で、簡易な堤体を作成し止水性を比較しました。
刃金土がどれだけ止水性に優れているのか確認いただけます。
令和5年度透水係数・粒度試験表
環境試験
令和5年度粘着力・内部摩擦角試験表
令和5年度水質検査試験表
含水比の管理について
刃金土の最適含水比は当社、管理基準で含水比19%~30%(温度・天候により変更しております)で管理しております。
現場でご使用される時はくれぐれも含水比にご注意下さい。
含水比に関する細かいご注意は下記よりご覧下さい。
集中豪雨・台風被害など災害・災害防止に対して、多くのお問合せ・ご使用ありがとうございます。
今後ともより良い製品を皆様の下にお届けできるよう従業員一同精進して参ります。